[ビーバー隊、カブ隊合同] 地下鉄ラリー

今日はビーバー隊と合同の地下鉄ラリ-。 「午後から雨」の予報、梅雨曇の肌寒いとも言える陽気の中、集合場所の小竹向原駅で、ビーバー2人の入隊式の後、東京メトロの一日乗車券を受け取り、「今日は山を4つ登ります」とだけ聞かされたスカウトたちは、 班ごとに、開ける駅の違う指令書を受け取り、出発しました。 有楽町線に乗り、1組は池袋、2組は千川、3組は要町駅で最初の指令書を開くと、スカウトたちはすぐに最初のチェックポイントが西早稲田駅・箱根山と気付いた様子。副都心線に乗り換えて西早稲田駅を出ると、スカウトたちは、(今回のラリーとは関係なく)道路に描いてあった矢印にだまされた!などと言いながら2組,1組,3組の順に箱根山チェックポイントをクリア。標高も44.6mと難なく正解しました。

次の指令書でチェックポイントを渋谷・西郷山と読み解いたスカウトたちは、副都心線に戻って渋谷へ。 トップ2組が順調に進む一方、1組と3組は渋谷駅から右往左往、西郷山では30分の昼食タイムがあったのですが、1組と3組が抜きつ抜かれつしながら到着すると、2組はもう30分の昼食タイムを終えて出発するところでした。今公園となっている場所に家を建てていた人の名前を西郷じゅうどうと読むスカウトがいたのはご愛敬、それぞれの組で仲よくおにぎりを食べて、次の指令書をもらい出発しました。

第3のチェックポイントは愛宕山、標高は25.7mですが、箱根山が人造なのに対して自然の山なので、23区で一番高いと言えるのだそうです。西郷山から目黒川沿いを歩いて中目黒駅から日比谷線で神谷町駅へ向かいます。平坦な道路は歌いながら進み(きちんと1列または2列で歩いてね!)、 大人たちが息を切らせる愛宕神社の階段も段数を数えながらリズミカルに上る、元気なスカウトたち。江戸時代に馬で上り下りした人の名前を曲垣平九郎(まがきへいくろう)と答えて、雨がポツポツ降り出したことを感じながら、最後の指令に挑みます。

最後のルートは虎ノ門ヒルズを通って王子駅から飛鳥山へ、今日初めて乗り換え(銀座線から南北線に)もして行きます。 さすがのスカウトたちも疲れが見え始め、南北線では座ってウトウトするスカウトも。指令書の設問も、虎ノ門ヒルズのマスコットの名前が、その見た目から「トラえもん」と勘違いしやすいなど(正解は「トラのもん」)手強いものでしたが、飛鳥山の山頂で何とか正解して、ゴールです。この日は2組が断トツでしたが、1組も3組もよく頑張りました。 ビーバー隊の到着を待ちながら鬼ごっこをしていると、雨も強くなってきました。時間が押していたこともあって全体ゲームは行わず、小竹向原に戻ります。各組、それぞれ組長さんのリーダーシップで乗換駅を決めて南北線に乗り込みます。車内では眠ってしまうスカウトもいましたが、組長さん・次長さんは、自分たちも疲れている中で、最後までスカウト全員に気を配っていました。 小竹向原駅に到着すると、解散です。最後は雨に降られましたが、もう少し降り出しが早ければ愛宕山をキャンセルする予定だったとのこと、無事全日程をこなすことができて何よりです。強い日差しや蚊に悩まされることもなく、外歩きのしやすい気温と湿度で、快い疲れを感じた一日でした。実は夏のキャンプの富士登山に備えた山登り訓練だったそうです。